2003/9/11発売
- INTRO
- CAUTION / B-NINJAH & MACHACO
- THE FUTURE MASSAGE / WONGGY
- YABAI JIDAI / U-DOU & PLATY
- BUILDING / ATOOSHI
- FIELD JAP / B-NINJAH
- FIELD JAP VERSION / G-CONQUEROR & DICE-K featuring TELLA KILLA (from DIEDRO)
- FIELD JAP HIPHOP REMIX / B-NINJAH featuring AKIRA (from M.O.S.A.D.)
- STRUGGLE / MACHACO
- 夢の宝島 / PLATY
- THE BOOM DJ / B-NINJAH
- RED HOT E.A.T. / M.O.S.A.D. featuring G-CONQUEROR
- REDDA DAN RED, HOTTA DAN HOT / B-NINJAH & MACHACO
- REDDA DAN RED, HOTTA DAN HOT VERSION / G-CONQUEROR & DICE-K featuring 妖平 (from DIVICE CHANGE)
- REDDA DAN RED, HOTTA DAN HOT DJ RYOW REMIX / B-NINJAH & MACHACO featuring AK-69
- RIDE ON / MACHACO
- CRY OU TONITE / WONGGY
- FIRE (PON DI BOW DEM) / B-NINJAH
- LEADER / ATOOSHI
- R.I.D.E.O.N. / N.G. HEAD
- RIDE ON REMIX / MACHACO featuring NOCTURN
- R.I.D.E.O.N. VERSION / G-CONQUEROR & DICE-K featuring TORAUMA a.k.a. ZEBRAMAN
- 美女と野獣~SHA LA LA LA LA,,, / ZEBRAMAN
- READY MI READY / MACHACO
- MY ARGUMENT / MACHACO
- DADDY U-DOU / U-DOU
- BIGGER SIZE / B-NINJAH
- BIGGER SIZE VERSION / G-CONQUEROR & DICE-K featuring TOKONA-X (from M.O.S.A.D.)
- BIGGER SIZE GANGSTA MIX / B-NINJAH featuring PHOBIA OF THUG
- INTERLUDE / AK-69
- RED HOT FIGHTER / B-NINJAH & AK-69 featuring KALASSY NIKOFF
【ヒップホップのレゲエもハードコア(パンク)も本当にリアルな音楽をやってる奴らはジャンル関係ナシで偏見なく認め合ってるし、リンクしてる】
名古屋のアーティストに話を訊くと、決まってそんな台詞が出てくる。そう、現地(東海エリア)のストリートカルチャーは周りから見るよりもずっとアーティストもファンもボーダーレスだ。ヴァイブスの高さも並みじゃない。元々、ドクトクの文化圏を築いていた歴史ある都市であり、キャピトル(=東京)に対する『アンチ』な姿勢を崩そうとしない反骨精神は、確実にその音楽にも宿っている。そんな名古屋の街で古くからダンスホール・シーンを固めてきたサウンド・クルー=GUIDING STARのファウンデーション・メンバーでメインMC/セレクターを務めるG-CONQUERORもその『リアルな奴らとの交わり場』を盛り上げてきたV.I.P.の一人として知られる通り、である。名古屋最凶軍団=POUNDも参加するクロスオーバー・イヴェント【MURDER THEY FALL】(今年で6回目)にレゲエ・サイド代表として関わり、またミックス・テープのメディアでも数々のシュア・ショットを放ってきたことからもその功績は伺い知れるG-CONQUEROR。そんな彼が立ち上げたこの『RED HOT RECORDS』は、今年7月7日にプロ・ボクシングWBC世界フライ級2位の中野博の入場テーマ曲「RED HOT FIGHTER / B-NINJAH & AK-69 feat:KALASSY NIKOFF」のE.P.を投入したばかりであり、今後の動向が注目されているニュー・レーベル、だ。この4ウェイ・ミックス仕様の全31曲からなる初アルバムも、トラック制作をG-CONQUERORとマニュピレーターのDICE-Kが担当し、歌録り、ミックスまでの作業を全て地元スタジオで行う、という『名古屋発』への拘りは勿論のこと、DJ RYOWによるヒップホップ・リミックスの存在や、M.O.S.A.D.やPHOBIA OF THUGらヒップホップ勢、そしてDIEDRO、DIVICE CHANGEらハードコア勢のフィーチュアも『RED HOT』の活動指針そのものを表しているようだ。
東京(ATOOSHI)、大阪(N.G.HEAD)、神戸(ZEBRAMAN、WONGGY)、沖縄(U-DOU&PLATY)の各地から招いたアーティストとの間柄もダブ録りの延長線上とは決して言わせない『固い』何かを感じさせる。ニュー・ジェネレーションをしっかりサポートする一方、ヴェテランの打ち出し方にも長けたその『プロデュース力』の何たるかは、このショウケースからも伝わってくる筈だ。不平不満、苛立ち、怒り、というレゲエ、ヒップホップ、ハードコアに通底する『俺にも言わせろ!(黙ってられるか!)』というメッセージの数々と、それを伝える熾熱のリディム『RED HOT』。その看板に偽りナシ!の体の中から込み上げてくる途鐵もなくアツい一枚、である。
2003年8月 二木崇
名古屋のサウンド、GUIDING STARが設立したレーベルであるRED HOTから、30曲のブランニューを満載した驚愕のコンピが登場。しかもノンストップ・ミックスだ。先にRED HOTからシングルをリリースしたB-NINJAHが随所で個性溢れるDJイングを披露するほか、彼の相棒であるAK-69やMACHACO、要所をシメるM.O.S.A.D連などの名古屋陣営に加え、ATOOSHIやN.G.HEADまでもが入り乱れる痛烈な一撃!!
bounce (C)大石 始
タワーレコード (2003年10月号掲載)