2022/12/12発売
- Hang On / G-Conkarah feat. Sugar Minott
- I Ruling / G-Conkarah feat. Sugar Minott
- Pump Up The Music / G-Conkarah feat. Da’ville
- Do You Love Me / G-Conkarah feat. Da’ville
- Love You Girl / G-Conkarah feat. Suga Roy and Conrad Crystal
- Reason / G-Conkarah feat. Nahki
- My Little Nut Tree / G-Conkarah feat. Brent Dowe
- My Guiding Star / G-Conkarah feat. Leroy Sibbles
2022年でプロデューサーとして20周年を迎えたG-Conkarah。
彼が過去に手掛けた未発表曲をアレンジを加え再ミックスした、タイトル通りの極上な作品集。
今は亡き偉大なるシュガー・マイノットやブレン・ダウ、レゲエダディことヘプトーンズのリロイ・シブルスら重要なレゲエアイコンによるセルフリメイクや、往年のダンスホールスタイルにマッチした、中堅アーティストらによるオリジナルトラック…
プロデューサーが過去に手掛けた作品の中から厳選した、長きにわたり多くのファンに愛されるであろう佳作ばかり。
ジャパニーズ・レゲエ・プロデューサーが放つリアルサウンドをとくとお楽しみください。
レゲエ・ダンスホールの本場 ジャマイカ
80年代後半から追い続けてきたレゲエミュージック..紆余曲折を経て、94年にやっと(かのガーネット・シルクが永眠した直後)憧れ続けた島国へたどり着くことが出来た。パトワどころか英語もままならなかった純日本人の自分が、今までの常識を叩き壊されレゲエ・マンとして再構築されるきっかけとなった、人生で最も大きな転機を迎えた年である。渡航の一番の目的は自分が所属するGuiding Starクルーのダブプレート録り。何をどう進めたらよいかも分からぬまま、タクシードライバーに連れていかれたのはあのJammys Studio,アセテート盤にダイレクトにカッティングして初めて録ったのは、その12年後に日本へ招聘することにもなったジュニア・キャット。当時ダンスやFMでもかかりまくっていたデイブ・ケリーのHeart Beatリズムでのフリースタイル。
その後もKillamanjaroやSpider,Record FactoryなどのDub スタジオをハシゴしまくってReggaeとStudio Vibesの洗礼を受けた。
Give Thanks !!!
それからというものジャマイカにドハマリしてしまい、何度も訪れては言葉や文化、レゲエ・ミュージックを吸収し続けてきた。
滞在中もっとも刺激的だったのはスタジオでのDub録り、そしてローカルなアーティストやサウンドマン、友達たちとのChillタイム。
自分がどんどんヤード・マンに近づいていくのが半ば快感のようになっていった。現地に精通してくると色々と面倒なことや危険な目にも沢山あったが、ラフでタフなジャマイカを渡り歩いていると、憧れのアーティストに顔を覚えられたり、仲良くなれたりもして、最初の頃を振り返ると全てがシンクロニシティであり、Reggaeのエナジーという因果を強く感じることができた。
本アルバムはこのMusical Journeyでリンクしたアーティストやミュージシャン、スタジオ・エンジニアたちとの貴重で愛おしい記録であり、ある意味自分にしか表現できないものだ。偉大なる故シュガー・マイノットやブレン・ダウ、そしてリロイ・シブルスらレゲエ・アイコンに加え、日本で初めてアーティストとしてインターナショナルな活動をされた同郷でもあるNahki氏、初来日を実現させてからずっと付合いのあるダヴィル、Record Factory時代からリンクのあったシュガー・ロイとその相方コンラド・クリスタル。
制作に協力してくれたミュージシャンやエンジニアに敬意を表します。
後藤“G-Conkarah”克男