2022/11/1発売

  1. G-Conkarah Sound We Love / Lukie D
  2. Betta Movin’ / The Mighty Diamonds & U-Roy
  3. Peace Of Mind / Nahki
  4. Message For The Youth / Sugar Minott
  5. Dreader Than Dread / Linval Thompson & U Brown
  6. Run Come Show Mi Yuh Love / Josey Wales
  7. Greenwich Farm / Cornell Campbell
  8. Rootsman Style / Lone Ranger
  9. Tsunagaro / Papa B
  10. Nice Up The Time / Zebraman
  11. Kokoro Sono Oku / B-Ninjah
  12. Nobody Else ( Never De Deh ) / Da’Ville
  13. Shining So Bright / Cornell Campbell & Louie Culture
  14. Stand Firm / Nahki
  15. Shining Again / Neo Hero
  16. Konyawa / Tone
  17. Yureteko -Let It Go / Boogie Man
  18. I Know Just Why / Luciano
  19. Top A Ting / Sugar Minott
  20. Automatic / Ward 21
  21. Gal Conqueror / Spragga Benz
  22. Bad Like We / Da’Ville
  23. Badman Sup’m / Junior Cat
  24. Badda Dan Dem / Flourgon
  25. Good Weed / Suga Roy & Conrad Crystal
  26. Bless Up Di Farmer / Anthony B
  27. Stop Shed Blood / Junior Cat
  28. Sunday To Sunday / Admiral Tibet
  29. Look Around / Lukie D
  30. Hang On / Sugar Minott
  31. Land Of The Rising Sun / Neo Hero
  32. Tsuyokunaro / The Speakers
  33. Property / G2
  34. Bright Dayz / Neo Hero
  35. Reason / Nahki
  36. Love You Girl / Suga Roy & Conrad Crystal
  37. Conversation / Cornell Campbell
  38. My Little Nut Tree / Brent Dowe
  39. Give Me The Right / Leroy Sibbles
  40. Dub Governor / G-Conkarah feat.Joe Lick Shot

2022年でプロデューサーとして20周年を迎えたG-Conkarahが、その集大成ともいえる作品群を聴きやすくまとめたミックステープ。
レゲエ・ダンスホールの特徴のひとつである同一のインストゥルメンタルで、複数のアーティストが歌唱することにフォーカスしたコンピレーションアルバムシリーズ「RIDDIM MATIC」のスピンオフ作品である本作は、20年の歴史の中で産み出された沢山の曲からリメイクリズムを中心にピックしている。その伝統的なレゲエスタイルに呼応するように良い曲を提供してくれた新旧のアーティストとの軌跡、決して色褪せることがないであろうマスターピースの数々を軽快に楽しめるサンプラーミックスとなっている。


それは 2001 年のジャマイカ、Steely&Clevie のスタジオで …

90 年代初頭からセレクター /DJ として関わってきたレゲエミュージック、そろそろオリジナルソングを作ってみたいという野望を抱き始めた頃、「先ずはリズムトラックの作り方を学びたい︕」その一心で大好きなプロデューサーデュオ Steely&Clevie に制作を依頼した。「どういう工程を経てリズムは作られていくのか!?」スタジオでは本物のレゲエマンから学ぶべく、二人に張り付いて見学させてもらった。出来上がったリズムは Cornell Campbell のヒット曲のリメイクであったため、ダブ録りのノリで(!?)早速Cornell に「Geenwich Farm」「Stars」の 2 曲を歌ってもらった。更にリズムを日本に持ち帰り、タイミング良く帰国していたインターナショナル・レゲエ・アーティスト Nahki にもコラボレーションを依頼し「Treading」という楽曲が出来上がった。イベントを通して交流があった Papa B や Boogie Man、Zebraman らベテラン勢、親交があった地元勢、来日していたLone Ranger にも歌ってもらい、それらのボーカルデータを持って再度ジャマイカへ渡った。

次なるミッションはミキシング …

Fat Eyes レーベルを運営するエンジニア Collin”Bulby”York に依頼し、曲に命を吹き込んでいただいた。
2000 年初頭のジャマイカは AVID ProTools は普及していなかった為、ミキサーとアウトボードを駆使して DAT に録音する一発録りのミックス。かつて VHS ビデオで見た Lee Perry のように、楽器を演奏するかのような一発勝負のミキシングは最高にスリリングで「これこそレゲエ・ミュージックの醍醐味︕」と感銘を受けた。
出来上がった楽曲は 2002 年、7 インチレコードや CD としてリリースされ、この Musical Journey の始まりとなった。

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偉大なる Sly&Robbie などのミュージシャンやアーティスト、レーベルやサウンドシステムを運営するビッグマン、各スタジオのエンジニアたち、ラフでタフなレゲエ界の恩師や仲間たちと Link した経験から、自分のサウンドプロダクションへの想いは最高潮に達しその後の 20 年間独学ながら切磋琢磨してきました。神のお導きと両親、助言をくれた全ての皆様に心底感謝してます。


 後藤 “G-Conkarah” 克男