2022/11/1発売
- G-Conkarah Sound We Love / Lukie D
- Betta Movin’ / The Mighty Diamonds & U-Roy
- Peace Of Mind / Nahki
- Message For The Youth / Sugar Minott
- Dreader Than Dread / Linval Thompson & U Brown
- Run Come Show Mi Yuh Love / Josey Wales
- Greenwich Farm / Cornell Campbell
- Rootsman Style / Lone Ranger
- Tsunagaro / Papa B
- Nice Up The Time / Zebraman
- Kokoro Sono Oku / B-Ninjah
- Nobody Else ( Never De Deh ) / Da’Ville
- Shining So Bright / Cornell Campbell & Louie Culture
- Stand Firm / Nahki
- Shining Again / Neo Hero
- Konyawa / Tone
- Yureteko -Let It Go / Boogie Man
- I Know Just Why / Luciano
- Top A Ting / Sugar Minott
- Automatic / Ward 21
- Gal Conqueror / Spragga Benz
- Bad Like We / Da’Ville
- Badman Sup’m / Junior Cat
- Badda Dan Dem / Flourgon
- Good Weed / Suga Roy & Conrad Crystal
- Bless Up Di Farmer / Anthony B
- Stop Shed Blood / Junior Cat
- Sunday To Sunday / Admiral Tibet
- Look Around / Lukie D
- Hang On / Sugar Minott
- Land Of The Rising Sun / Neo Hero
- Tsuyokunaro / The Speakers
- Property / G2
- Bright Dayz / Neo Hero
- Reason / Nahki
- Love You Girl / Suga Roy & Conrad Crystal
- Conversation / Cornell Campbell
- My Little Nut Tree / Brent Dowe
- Give Me The Right / Leroy Sibbles
- Dub Governor / G-Conkarah feat.Joe Lick Shot
2022年でプロデューサーとして20周年を迎えたG-Conkarahが、その集大成ともいえる作品群を聴きやすくまとめたミックステープ。
レゲエ・ダンスホールの特徴のひとつである同一のインストゥルメンタルで、複数のアーティストが歌唱することにフォーカスしたコンピレーションアルバムシリーズ「RIDDIM MATIC」のスピンオフ作品である本作は、20年の歴史の中で産み出された沢山の曲からリメイクリズムを中心にピックしている。その伝統的なレゲエスタイルに呼応するように良い曲を提供してくれた新旧のアーティストとの軌跡、決して色褪せることがないであろうマスターピースの数々を軽快に楽しめるサンプラーミックスとなっている。
それは 2001 年のジャマイカ、Steely&Clevie のスタジオで …
90 年代初頭からセレクター /DJ として関わってきたレゲエミュージック、そろそろオリジナルソングを作ってみたいという野望を抱き始めた頃、「先ずはリズムトラックの作り方を学びたい︕」その一心で大好きなプロデューサーデュオ Steely&Clevie に制作を依頼した。「どういう工程を経てリズムは作られていくのか!?」スタジオでは本物のレゲエマンから学ぶべく、二人に張り付いて見学させてもらった。出来上がったリズムは Cornell Campbell のヒット曲のリメイクであったため、ダブ録りのノリで(!?)早速Cornell に「Geenwich Farm」「Stars」の 2 曲を歌ってもらった。更にリズムを日本に持ち帰り、タイミング良く帰国していたインターナショナル・レゲエ・アーティスト Nahki にもコラボレーションを依頼し「Treading」という楽曲が出来上がった。イベントを通して交流があった Papa B や Boogie Man、Zebraman らベテラン勢、親交があった地元勢、来日していたLone Ranger にも歌ってもらい、それらのボーカルデータを持って再度ジャマイカへ渡った。
次なるミッションはミキシング …
Fat Eyes レーベルを運営するエンジニア Collin”Bulby”York に依頼し、曲に命を吹き込んでいただいた。
2000 年初頭のジャマイカは AVID ProTools は普及していなかった為、ミキサーとアウトボードを駆使して DAT に録音する一発録りのミックス。かつて VHS ビデオで見た Lee Perry のように、楽器を演奏するかのような一発勝負のミキシングは最高にスリリングで「これこそレゲエ・ミュージックの醍醐味︕」と感銘を受けた。
出来上がった楽曲は 2002 年、7 インチレコードや CD としてリリースされ、この Musical Journey の始まりとなった。
Let’s DWEET !!!
偉大なる Sly&Robbie などのミュージシャンやアーティスト、レーベルやサウンドシステムを運営するビッグマン、各スタジオのエンジニアたち、ラフでタフなレゲエ界の恩師や仲間たちと Link した経験から、自分のサウンドプロダクションへの想いは最高潮に達しその後の 20 年間独学ながら切磋琢磨してきました。神のお導きと両親、助言をくれた全ての皆様に心底感謝してます。
後藤 “G-Conkarah” 克男